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6月5日(水) svetlinを囲む会
svetlinが第5回仙台国際音楽コンクールの審査員として来仙した。
このコンクールの第1回で優勝して以来、仙台には何かと縁があって、
原田さんと中川氏とトリオをやることになり、その練習帰りに
我が家に突然突撃してきたのが2003年の2月末だった。
あれから早くも10年が経つ。

この10年の間に、兄上は何度svetlinが出演する演奏会を企画したことか。
ほんとに手作りの演奏会で、予算もなく、わが家で合宿状態で練習していた昔を思えば
今は、ウェスティンホテルに宿泊するまでに大物になってしまったsvetlin。
パリでもソウルでも忙しくしていて、パリ音楽院の教授もつとめている。
あの頃は想像もしていなかった・・・・。

ブルガリア出身の彼はとても律儀で、精神的に日本人ととても合うと思う。
冗談のツボも「は?」っていうのはあんまりないし・・・。
少なくとも私の友人のフランス人達(ニコラとかローランとか)
とは、ぜーーんぜん違う。やっぱり、東欧の血のほうが我々に近いような。

今回は長丁場で滞在で、こんなことは未だかつてないので我が家で宴会をした。
平日の晩なのに、たくさんの仲間達が10数名集まってくれて夜遅くまで。
豪華な差し入れもたくさんあって、なんだかすごく楽しい会だったなぁ。
日本語でもおしゃべりの人は、英語を話しても超おしゃべりで盛り上がった。
私だけ怪しげな仏語だったけど。

svetlinが持ってきてくれた2本のボルドーに、ドンペリ(?!)の差し入れなんかもあって
朝に数えてみたら10本もワインが空いていたーーーーーーー。
飲めない人もいたので、1人1本以上は飲んだ計算だ。すごい・・・。

svetlin20130605.jpg

次回はチョン・ミュンフンのオケと秋にツアーで来日する。
もちろん仙台公演は・・・・ない。うーむ、残念なのだ。
【2013/06/05】 Dans la vie | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
6月8日(土) ヴァイオリンファイナル
忙しくて書かないでいるうちに、ヴァイオリン部門は終わりました・・・・。
私はセミファイナルは半分以上、ファイナルは全員聴きました。
素人的な感想ではみんなマチマチだったけれど、やっぱりどうしてどうして
「聴衆の反応」には「あ、そうなのかな」と流されてしまう気配があり
結果には納得できない(というか、落胆するというか)人もたくさんいました。

ま、それがコンクール。
下記の並びは、1位から順に。

16 リチャード・リン Richard LIN アメリカ/台湾
21 成田 達輝 NARITA Tatsuki 日本
33 富井 ちえり TOMII Chieri 日本
26 アンナ・サフキナ Anna SAVKINA ロシア
10 キム・ボムソリ KIM Bomsori 韓国
32 スリマン・テカッリ Suliman TEKALLI アメリカ

見事一位に輝いたカンフー君は、私は予選・セミも聴いていて
なかなか好感の持てる演奏だなあ。いいオトコだし♪と気に入っていたのでちょっと嬉しい。
でも、やはり日本人の優勝を願っていたほとんどの聴衆はしょぼーーーんだったかも。
ボムソリちゃんは前回4位だったのに、順位を落とす結果に。

何で明暗が分かれたのか、審査員の目のつけどころはわからないけれど
前回ベートーヴェンを6人聴いた時よりは、ブラームス6人のほうがはるかに楽しめて飽きなかった。
いい曲だな~ブラームス。

ピアノ部門は予選が全員得意プログラムなので、また楽しみ。
【2013/06/08】 Dans la vie | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
6月16日(日) ピアノ部門はじまる
今日から仙台国際音楽コンクールピアノ部門がはじまった。
ピアノ予選は日曜日限定でしか聴けない。残念。
全員30分のお得意プログラムなので、ぜんぜん飽きなくて楽しいーーーー。

26 阪田 知樹 SAKATA Tomoki日本
9 浜野 与志男 HAMANO Yoshio 日本
37 ウ・ユツォン WU Yuchong 中国
24 ソナ・パク Sun-A PARK アメリカ
4 チョ・ソンス CHO Sung-Soo 韓国
33 アレクセイ・スィチェフ Alexey SYCHEV ロシア
13 片田 愛理 KATADA Airi 日本
19 水谷 桃子 MIZUTANI Momoko 日本
7 後藤 絵里 GOTO Eri 日本
30 菅原  望 SUGAWARA Nozomu 日本
22 野上 真梨子 NOGAMI Mariko 日本
31 ソ・ヒョンミン SUH Hyung-Min 韓国
28 クリストファー・シュミット Christopher SCHMITT アメリカ
39 ヅ・ハウ ZHU Hao 中国

初日はたくさんの演奏者がいて、私は22番さんのみ聞き逃したものの、あとは皆聴いた。
みんなテクニックは素晴らしいし、20代前半とは思えない表現力だし
まんずパワーに溢れているし、コンクールというよりもうひとつの演奏会の感覚だ。

1日に2回もシューマンの謝肉祭を聴くなんて(しかもスペッシャルな演奏だ)ないもんなぁ。
古典から現代曲まで幅広いラインナップなので、本当に楽しい。
どうしてもラフマニノフやリストをバリバリっと弾く人のほうが、演奏効果がある感じで
その中でワルトシュタインを弾いたロシアの彼や、バッハで押す人なんかが
どこまで残って来るかが楽しみ。

朝、ギリギリで駆けつけたら、うわさの阪田君がトップバッターだった!
ヴァンクライバーン国際コンクールのファイナリスト!!おおおお!どうりで聴衆が多い!
期待通りにラフマニノフをバリバリバリ~っと。おおお!
きっとセミ、ファイナルまで残るでしょう。

他の日本人もがんばっていました。よく弾くなー。
あーあ、予選が一番楽しいよな~。仕事休めないかな~、休めないよな~。
【2013/06/17】 Concert | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
6月22日(土) 第10回さい帯血バンク支援 親と子のふれあいコンサート
毎年恒例の、臍帯血バンク「親と子のふれあいコンサート」
私は譜めくり。

kizunachann11.jpg

さい帯血バンクのキャラクター「きずなちゃん」。
どこかで見たことがある、と思った方、そうです!やなせたかし氏のデザインでした。

コンサートは歌が中心で、とてもほのぼの楽しいものだった。
次回の我々のコンサートのヒントがたくさんあって、勉強になったし。

やっぱり「花は咲く」は必須だろうなぁ。
【2013/06/22】 Fu-mekuri | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
■新作CDリリース情報■ シェーンベルク初期作品集
2011年12月 名古屋のしらかわホールにて録音された、瀬尾さん達の新しいCDが発売になりました。
このメンバーでの公演、私は東京まで聴きに行きましたが、本当に素晴らしかった!



TONAL TWILIGHTS Schoenberg Transfigurations シェーンベルク初期作品集

1. シェーンベルク:浄夜 作品4 エドゥアルト・シュトイアーマンによるピアノ三重奏編曲版
2. シェーンベルク:逢引き(断片)
3. シェーンベルク:室内交響曲 第1番 作品9 アントン・ヴェーベルンによるピアノ五重奏編曲版

Violin : Nicolas DAUTRICOURT ニコラ・ドートリクール
Cello : Bertrand RAYNAUD ベルトラン・レイノー
Flute : Kazunori SEO 瀬尾 和紀 (track2-3)
Clarinet: Nicolas BALDEYROU ニコラ・バルデイルー (track2-3)
Piano : Jong-Hwa PARK 朴 鐘和 (track1)
Piano : Laurent WAGSCHAL ローラン・ヴァグシャル(track2-3)
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以下、amazonの紹介文より----
19世紀末から20世紀初頭にかけて・・・。これほどまでに音楽が爛熟した時は他にないでしょう。ワーグナーの半音階進行が音楽を優しく蕩けさせ、彼の意志を継いだマーラーやR.シュトラウスらによって、その柔らかくなった表皮と肉片が少しずつ剥がされていく様子を、当時の聴衆たちは、かすかな腐臭と共に感じていたのです。いよいよ響きが壊されていくにつれて現れてきたのは、予想もつかなかった「十二音、無調」という冷たくも美しい音楽でした。そこには甘やかな響きはなく、厳しい規律を伴った音の建築物だったのです。しかし、心ある人はそこにもまた「冴えた美しさ」を見出し、その構造を究めていく道を選んだのです。

このアルバムには、そんな時代の変わり目に生まれた一連の音楽・・・シェーンベルクの傑作が3曲収録されています。演奏しているのは、実力派フルーティスト瀬尾和紀を中心としたアーティストたち。 彼の才能に惚れ込んで集まった各々の奏者たちの火花散る演奏は、凛としながらも限りない優しさも内包しています。シェーンベルク(1874-1951)ってこんなに素敵だったんだ・・・。聴く人全てにこの感動をお届けします。


こちらで購入できます↓amazon
http://www.amazon.co.jp/dp/B00BP41HUM/
【2013/06/30】 Dans la vie | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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Reference By. grave-bear

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ゆがみ / yugami-9 / 2005/5/24/16:30作成


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